2006年08月15日

●ネットショップ運営の難しさとは?

ネットショップの80%以上は赤字。

某モールでは出店店舗の85%が月商100万に届かない。

など、数字の正確性はなんともいえませんが、まぁ当たらずといえども遠からず、といった数字でしょう。
むしろ、私の実感としてはもっと厳しいと思います。

つまり

ネットショップの成功は難しい

といえます。

それは何故でしょう?

一言で言うと、「非常に広範囲にわたる知識と、その実践、不断の努力が必要だから」ということになると思います。

ネットショップは「小売業」です。小売業で成功するために必要なのは

・商品に関する知識
・市場に関する知識
・マーケティングに関する知識
・戦略を策定するための知識
・統計的な知識
・会計的な知識
・流行、あらゆる意味で

まだまだあります。
そして、実行力やスタッフのトレーニング能力、資金調達力など、本当に総合的な知識と行動力が求められます。

ネットショップになると、上記に加えてネット関連の広範囲の知識が必要になります。
さらに悪いことに(?)ある程度地理的なセグメントがある実店舗と異なり、非常に激しい競合にさらされることになるわけですから、8〜9割方のショップが「成功していない」のは、ある意味当然でしょう。

当然ですが、これらを一挙に解決する秘策などはありません。

しかし、まず心がけていただきたいことがひとつあります。
それは、「小売業」として成功するためのリソースをきちんと整えて頂きたいということです。
それもいわゆる「パパママショップ」的な進め方では、難しい面が多々あります。
ネット上では、有名百貨店も小さなパパママショップもユーザーから見れば同列なのです。
大規模小売店舗立地法もありません。
今はほとんど見かけなくなってしまった、町の電気屋さんがヨドバシカメラの横で商売している
ような世界ですから、それなりのリソースが無いと「ソコソコの売り上げ」にも到達しません。

どんなにネット周りが完璧でも、売っている商品に問題があれば、これはどうにもなりません。
商品ラインアップに競争力があれば、ネットショップで成功するためのコストも激減します。

商品ラインアップに限ったことではありませんが、ネット周りに気を取られすぎては必ず失敗します。
まず「小売業」として自店舗を見つめなおしてみてください。

2006年08月14日

●今一度「ユーザー目線」、について考える

「ユーザーの目線で」「ユーザーの気持ちを考えて」

という言葉は、ネットショップ系の講座でも、年がら年中出てくる言葉ですし、初歩のネットショップ成功系の本などにも必ずと言って良いほど書いてある言葉です。
非常に大事なことなのですが、社長、店長が「ユーザー目線でみている」と思い込んでいるだけで、
客観的に見て、全く逆のサイト作りをしているお店が非常に多いことに今更ながら驚いています。

例えば、洗剤ならユーザーが一番知りたいのは

「汚れが落ちるのかどうなのか?」

です。


痩身器具などは

「痩せるかどうか?効果があるかどうか?」

です。


食品であれば

「ウマイかマズイか」

です。


非常に当たり前のことですよね?
これを読んで、「なるほど!」と思われた方はいないと思います。
そう。それぐらい当たり前のことなんです。

ところが!

これをサイトにすると、途端におかしなコトになってしまっているお店がヤマのようにあります。

・ショッピングサイトなのに商品説明より、社長の信念、主張ばかり書いてある。
・美容健康系などでは成分説明ばかりで効果についての記載が少ない
 (もちろん薬事法の範囲内でですが)
・会社イメージを宣伝するようなサイトになっている。
 (すでに社名、商品などが有名な上場企業の場合は別の効果がありますが・・)

ひとつひとつ例をあげていったらキリが無いくらいの事例があります。


店長、社長にはそれぞれみんな「信念」というものがあるでしょう。
逆になければ、社長業など勤まりませんよね。

しかし、「モノを売る」場合には、「ユーザーはなにを期待して自社のサイトに来ているのか?」
ということを、まず第一に考え、その期待に応えているよ!ということをサイトでアピールできていなければ
モノは売れません。

例えば「環境にやさしい」
大事なことです。
しかし、そういう素材で商品を作ったとしても、商品そのものがダメならダメなわけです。
極端な言い方ですが、ユーザーは「環境より、自分のニーズ」がまず一番の関心事であって、環境にやさしい素材だというのはその次の要素になるわけです。

これが逆転してしまっているサイトが非常に多いです。


私のサイトのキャッチが

「インターネットを通じて経済の発展に貢献します」
というのと
「あなたのお店の売り上げを2ヶ月で2倍にします」
では、どちらに興味を持たれますか?

(注)ちなみに私は「あなたのお店の売り上げを2ヶ月で2倍にします」とは言っていません。
   魔法使いではないので、時間がかかるお店さんもありますから(笑