●なんでもある、はなにも無い
さて、ちょっと問題。
皆さん「自分の店は何で売れるのか」を一言で書いてみてください。
書けましたでしょうか?
以前60名ぐらいの店長さんたちに講演をさせていただいた時に
まったく同じ質問をしたことがあります。
「何故、売れるのか一言で言える方、挙手願います」と
結果
数名の店長さんが挙手されました。
10%以下。
挙手された店長さんは、すべて私が存じ上げている「売れている」お店の店長さん。
つまり一言で言えるような「強み」を構築できた店は売れるということです。
さて、最近ご相談を受けるケースで増えているのは「何を売っている店か良くわからない」状態になっているお店です。
もちろんカテゴリーを見れば、ナニを売っているのかわかります。
そういう意味では無く「何屋さんなの?」というお店ですね。
食品もあれば、雑貨もある。美容健康用品もあれば家電もある。
これだけを取り上げれば、何でも揃う良いお店のようですが、ちょっと考えてみてください。
「何でも揃う」というコンセプトにするなら、それぞれのカテゴリー全部が魅力的な品揃えである必要があります。
ワンストップで、いろんなものが買えるから便利なわけです。
Amazonは1000万商品あります。
本やCDの品揃えは最大レベルです。
だから魅力があるのです。
そんな品揃えが中小のショップで可能でしょうか?
結局どのカテゴリーも、他の店に負けている「負け組みカテゴリーの寄せ集め」になってしまうのがオチです。
少し極端な例ですが、あなたのお店が商店街の「お蕎麦屋さん」だったとします。
蕎麦の修行は積んでるわけです。
さて、周りには「行列のできる」ラーメン屋さんが沢山あります。
あなたのお店はそれほど流行っていません。
その状況で、あなたはラーメンをメニューに加えるという選択をするでしょうか?
ラーメンの研究を深くしたこともなければ、修行をしたことも無い。
そんな「蕎麦屋」でラーメンをメニューに加えたからといって
状況が打開できるでしょうか?
できるわけがありません。
それと、同じことをネットショップでやっていませんか?
あなたのお店は蕎麦で売れてこそ、強みが生かせ、土台が作られるのです。
こういうパターンにはまり込むと「売れない螺旋」をまっしぐらです。
ちょっと、食品に手を出して売れない。
じゃ、美容健康用品が売れているらしいからと、ちょっとそれに手を出す。
当然、それもダメ。
また次。。。
蕎麦屋の例にすると
さして美味しくもない、ラーメンやカレーライスをいたずらに増やす。
それならまだマシで、コーヒーを出し始める。
挙句の果て石鹸や、シャンプーを店に置く。
まわりには、それぞれ有名な専門店があるのに・・・
こういうお店は「何でもある」ようで、ユーザーから見たら
「何にも無い」お店なのです。
そんな状況に陥っていませんか?
