2008年06月03日

●なんかおかしい?日本のEC

と、最近感じることが多いです。

2000年になってからECをとりまく環境はかなり変化してきました。
それはとても良いことだと思います。
ISDNでRMSにログインして楽天の店を作っていた頃とはエライ違いです。

でも、健全に発展している、と言って良いのか最近疑問をもつことが
多くなってきました。

ブロードバンド普及率は格段に進歩し、先進国でもっとも回線が高くて
遅い国、からあっというまにもっとも速くて安い国になりました。

ショッピングのシステムも、廉価なものが沢山出ています。
何百円なんていう、ちょっと正気?なんて思ってしまうシステムも
あり、受注システムは無料のものもリリースされています。

しかし。

そこだけ極端に進化した結果は?

安易な参入ばかりが増え、新規出店の85%以上が赤字。
1年未満での撤退が相次いでいます。
2大モールは独自の囲い込みを進めていき、出店社はそれぞれの独自
のシステムに対応しなければなりません。

仕入れも進化したようには見えます。
誰でも仕入れられる卸サイトなんかありますが・・
それも安易な参入に拍車をかけている側面もあります。
誰でも仕入れられる商品で仕入れ価格が同じもので、どうやって勝負
するのか?

物流は何年も前から、特段の進歩はありません。
システムだの利便性だのではなく、速く確実に着くようになったか?
一番の問題はソコですが。
多少は進歩しましたが、あまり変わらない。

そして相も変わらず、「再販売価格の指導」がまかり通っています。
業界によっては「ネット用の再販売価格設定」をしているメーカーまで
いる有様。
強調したいんですが、これは完全に再販防止法違反です。


むしろ、かつて「護送船団」方式の古い慣習に挑戦してきたはずの
ネットショップが、今や大手ネットショップが別のチャンネルの
「護送船団」を作っている感さえあります。

フロント側ばかり進歩して「IT化だIT化だ」と騒いでも、裏に回れば
旧態依然としたまんま。

ツールが変わってもルールが変わらなければ、なんにもなりません。