●機会点の書き出し
前回の続きです。
問題点は、簡単に出てきたと思います。
機会点は、少し難しいかもしれませんし言葉の定義も曖昧ですよね。
基本に戻りますが、「戦略」とは「目標」を達成するための
手段です。
良く戦術とゴッチャになっちゃう例が多いのですが、「戦略」とは
「目標」=「継続的に売上をあげ、キャッシュを確保する」ことを達成するための手段なので、例えばメルマガ出すとか、広告打つとかいうのは、全然戦略にはなりません。
さて、お話を戻して「機会点」ですが、簡単にいうと自社が持っている
リソースを分析しましょうということです。
コレも最初は「こんなくだらないこと」と思うことでも良いので
書き出します。
問題点も機会点も戦略を策定する上の現状分析みたいなものなので、
なにかひとつ「これが他社を寄せ付けない機会点だ!」と、すぐに
わかるものなどあるわけがありません。
あれば、苦労しないわけで。。コンサルもいりません。
問題点よりはわかりにくいので、実例を少し挙げます。
以下は
http://bontenmaru.net/blog/archives/2008/05/post_64.htmlで例として出した実際のクライアントさんの場合の機会点と して私が洗ったものの一部です。
この店舗さんは、生鮮を主体とした食品サイトさん。
売れ筋のカニはありません。
守秘義務に抵触しない範囲で了解を頂いて記載しているので
少し具体性には欠ける事をご了承くださいね。
【機会点】
・日本で最大の水揚げ高の漁港に隣接している。
・無在庫直送型なので在庫リスクがない。
・仕入れ先が小さいので小回りがきく。
・新規取引先の開拓の可能性は少なくない。
・平均支払サイトは45日以上ある。
・社長自らが店舗責任者である。
どうですか?
「バカにするな!」っていう内容に感じませんか?
もちろんこれだけではないですよ。
延々と続きますが、上記だけでもいくつも可能性が発見できます。
何故上記を例にあげたか?なんですが、全部問題点を書き出した時の
裏返し、乃至関連項目なんです。
相対する問題点を書きますね。
(こっちを実際は先にやってますが)
【問題点】
・水産会社ではないのでクッション数が多い=仕入れが高い
・小売経験が浅く、実店舗も無い
・取引業者数が少なくボリュームも小さい
・現時点で広告等にかける予算は無い
・競合が、大型有名店舗が多い
・スタッフはデザイナーしかおらず、店長役がいない
拍子抜けしたかもしれません。
しかし!
ここがスタートです。
上記の内容だけでもいくつも戦略の可能性は発見できます。
拍子抜けするような内容なのは、「当たり前」に受け流している
ことが多いからです。
「当たり前」のことを「当たり前」と考えないためにわざわざ
書き出しをしてます。
まずは、書き出したものを穴が開くまで眺めてください、
問題点と機会点を。
問題点は、それぞれ独立しているように見えます。
多くの問題がオモチャ箱をひっくり返したようになっているように
感じるかもしれません。
しかし、ひとつの施策で多くの問題点を消せる方法が見えてきます。
少しヒントです。
上記の店舗の例なら
・水産会社じゃないけれど、無在庫方式なので在庫ロスは出ない
また、自社で不良在庫になる可能性もないので商品の入れ替えや
展開の自由度は高いはず。
仕入れ開拓は時間がかかるが、小回りのきく仕入れ先なら
商品そのものを入れ替えずともパッケージ変更、内容量変更などで
卸を本業とする水産会社の弱みに付け込んで対抗できるはず。
みたいな感じですね、これはまだとっかかりですが。
どうでしょう?
凄く当たり前のことを列挙していたようですけど、それでも
これだけの結論は出るわけです。
もちろん実際にはもっと突っ込んで考えますが。
さて、みなさんのお店はどうでしょうか?
