●本当の業務効率化とは?
日本人は「部分最適化の天才」と言われます。
一方、全体最適化はあまり得意ではないようです。
JITだの、TQMだのややこしい理論の解説はどうでもいいんですが、
ネットショップという商売も、比較的部分最適化に走り勝ちです。
一番いい例が「受注管理ソフト」
各社さんの、謳い文句を見ていただければ一目瞭然。
「業務を一元管理します」「考える時間を作ります」「複数店舗を効率よく管理します」などなど。。
どこを見ても「いくら儲かる」「いくら売れるようになる」とは書いてありません。
お一人で運営されているのであれば、十分魅力的な謳い文句ではありますが、問題は「で、何が得られるのか?」です。
会社の目的は「永続的にお金を稼ぎ続けること」です。
ほかにはありません。
「明るい社会に貢献する」「従業員とお客様の幸せを創造する」
などなどキレイな文言は多いですが、それらも突き詰めれば「そのほうがお金が稼げるから」です。
それは当然であって、株式会社は株主の利益のためカネを稼がなければなりません。
では、「一元管理」や「効率の良い管理」などは?
確かに受注からサンクスメールまでの管理は楽になります。
ミスも減るでしょう。
問題はそこから先。
つまり、それで「いくらお金が稼げたのか?」です。
スタッフが楽に処理ができるようになった。
それはそれで結構です。
しかし、それで終わってはソフトを買ったお金をどう正当化できるのかです。
多くの場合、入力作業やデーターの整合のため、余計な時間が取られます。当然日本の法律では従業員の解雇もできません。
いったい何が節約できたのでしょうか?
どう売上があがったのでしょうか?
そこに焦点をあてないと、意味がありません。
受注ソフトを使って、受注から入金確認までが速くなったとします。
しかし、仕入れ元への発注や発送業務が同様に速くならなければ顧客に商品を届ける日数はほとんど変わりません。
それでは、なんの意味も無いのです。
部分だけ最適化すると、ソフトウエアのコストだけが出て行って、
キャッシュにはなんの貢献もないことになります。
受注ソフトを使った分、、顧客への配送が早くなり結果キャッシュフローが○○円改善したとか、在庫が○○円減ったとか。
ようは「利益」に結びついていない限り、自己満足になってしまいます。
